しばらく放置していたサイトを、ようやくチューンナップしました
忙しさにかまけてWordPress+Nuxt.jsのヘッドレス構成サイトを一年以上放置していたのですが、ようやく腰を据えてSEO改善やコンテンツ見直しを行いました。
かかったのはほんの数日間ですが、構造化データの出力対応からOGP強化、テキストのリライトまで一気にチューンナップ。どこをどう手を入れたのか、振り返りながらご紹介します。
1. 放置していた理由とサイトの現状
- 制作当初はNuxt.js+ヘッドレスWordPressで爆速表示&管理のしやすさを追求
- リリース後、案件対応や新規プロジェクトが立て込んでSEOや運用まで手が回らず一年以上放置状態に
- 実際、ほぼインデックスされない状態だった
2. 今回行ったチューンナップの内容
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構造化データの出力対応
全ページに Schema.org タグを実装し、ブログ記事は Article、実績ページは ItemList/CreativeWork でマークアップ -
OGP・metaタグの見直し
og:title/og:description/og:image をページごとに動的生成、fb:app_id や fb:admins も設定 -
トップページ・aboutページのテキストリライト
ユーザーに一番伝えたいメッセージを冒頭に置き、事業内容や強みを簡潔に再編 -
制作実績の整理と一時非表示
当初は約30件を一覧掲載していましたが、守秘義務で詳述が難しい案件も多く、本当に見てほしい情報に集中するために一度非表示としました。さらに、情報量の少ない2件を下書きに戻し、チューンナップした5件だけを厳選掲載しています。 -
ブログの定期更新開始
できるかぎり毎日投稿を目指して運用を循環させます。
3. WordPress単体 vs ヘッドレスCMS+フレームワーク 制作運用のリアル比較
比較項目 | WordPress(PHP) | Nuxt.js+ヘッドレス |
---|---|---|
初期構築コスト |
低い:プラグイン・テーマ導入だけでミニマムなブログサイトは即構築可能。 さらに子テーマを使ったフルカスタマイズで、テンプレートファイルやパーツを自在に調整しつつコストを抑制できます。 |
高い:ヘッドレス環境の構築やAPI連携設定には相応の工数が必要。 さらにフロントエンド側のビルド・ルーティング設計なども難易度が高く、作業量に対してコストがかかります。 |
SEO対応 | 強い:サーバーサイドで完全レンダリングされ、All in One SEO などプラグインが豊富 | 要工夫:構造化データやmetaタグは自前で実装・維持する必要があります |
運用のしやすさ | ◎:管理画面から直感的に更新可能 | △:コンテンツ更新にはビルド&デプロイが必須 |
表示速度 |
プラグイン依存:キャッシュ設定やCDN連携で高速化可能。 また、テーマ・コードを最適化すればさらなる高速化も実現できます。 |
高速:静的サイト生成でCDN配信と相性抜群 |
拡張性・自由度 |
高い:コーダーであればPHPテーマの枠を超えて自由に拡張可能。 カスタムフィールドやカスタム投稿プラグインを用いれば、手間を抑えて機能追加できます。 |
高い:Vueコンポーネントで設計自由度は高い |
4. これからの展望
今回のチューンナップが検索順位やアクセス数にどう影響するか、しばらくデータを計測して経過観察します。
特に構造化データの導入によるリッチリザルトの反映状況や、ブログ更新によるロングテール流入の変化に注目予定です。
まとめ ― 「育てやすさ」を重視した選択
フレームワークで作る爆速サイトは魅力的ですが、「育てやすさ」を考えるとWordPress単体のフィット感は依然高いと実感しました。
時間や予算、運用体制に合わせて最適なツールを選び、作って終わりではなく育てるサイト運営を目指していきます。
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