WordPress × jQuery 再評価|実は相性抜群な理由と活用術
近年は「脱jQuery」が定番トレンド。
でも、WordPress開発においてはむしろjQueryは“使える武器”だと思っています。
今回は、jQueryの再評価と、WordPressとの相性の良さ、具体的な活用ポイントを整理してみました。
1. jQueryのイメージは時代遅れ?
「jQueryはもう古い」「ReactやVueの方が優れている」——確かに、SPA開発などの現場ではそうかもしれません。
でも、jQueryは“導入が簡単で軽微なDOM操作に強い”という特性があり、
非SPAで構成されるWordPressとは相性が良いのです。
2. WordPress × jQuery の利点
- 標準でjQueryが読み込まれている(テーマやプラグインとの親和性が高い)
- テーマ開発がスピーディ(軽量なアニメーション・UI制御に最適)
- 古いブラウザ対応も視野に入れられる
特にWordPress制作案件では、クライアントが「スライダー」「アコーディオン」「モーダル」といったUIを求めるケースが多く、
jQueryベースでサクッと作れると、実装効率が格段に上がります。
3. jQueryの活用シーン例
機能 | jQueryでの実装例 |
---|---|
ドロワーメニュー | $(".btn").on("click", function() { $(".nav").toggleClass("open"); }); |
FAQアコーディオン | $(".question").on("click", function() { $(this).next().slideToggle(); }); |
送信後の自動スクロール | $("form").on("submit", function() { $("html, body").animate({ scrollTop: 0 }, 500); }); |
4. 注意点と併用のコツ
- 最新JSとの共存:ES6記法やfetch APIと併用もOK
- パフォーマンスに注意:無駄なループやDOM走査を避ける
- CDNではなくWordPress同梱版を使う:
wp_enqueue_script('jquery')
で安定
過剰に使いすぎなければ、jQueryは今でも十分実用的です。
5. まとめ:WordPressとjQueryは“ほどよい関係”
フロントエンドが高度化していく一方で、
まだまだ“実務の現場”では、WordPress×jQueryの組み合わせは強力です。
小規模なカスタマイズやスピーディな実装が求められる場面では、
あえてjQueryを使うのも、実は「今っぽい」選択かもしれません。
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